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転職で後悔しないためのブラック企業の見分け方

投稿日:2015年5月23日 更新日:

誰でも知っているこの言葉。ブラック企業。

誰が言ったか知らないが、言われてみれば確かにブラック。

もはや転職活動や就職活動における共通言語になっているのではないでしょうか。

そんなブラック企業は勤めるのだけはなとしても避けたいですよね。

今回は、ブラック企業の見分け方をくわしく伝えていきますよ。
元求人広告業界出身だからこそ、かなり細かな部分まで突っ込んで解説します。

 

   

転職サイトの求人広告を見分ける

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まず転職サイトを利用するうえで最低限知っておかなければならないことは、求人広告の内容は掲載する企業がすべて決めているということです。

転職サイトは、ウソ偽りのない正確な情報を提供することが求められています。
そのため、運営会社は独自のルールを設けて、あやしい企業はできるだけ載せないように努力しています。

 

しかしながら、求人広告はあくまで「広告」

運営会社にとって、掲載企業はお客様。掲載企業は当然、お金を払って掲載しています。
お客様の許可なく勝手に求人広告を作成して掲載することは許されません。

なので求人広告は、掲載する企業が内容をすべて決めている、というわけなのです。

書きたくない情報は書かない!
メリットになりそうな部分はできるだけアピールとなるよう誇張する!

良く見えるものは積極的に、悪く見えるものはできるだけ避けたい。これが求人広告を掲載する企業の本音です。こうした企業の考えも想定しながら求人情報を見ることが、ブラック企業を見分けるための第一歩になるのです。

 

見極めポイント① 求人広告の頻度

転職サイトを見ていると、なんかいつも同じ企業の広告がある、と違和感を持つ人も多のではないでしょうか。

実はその違和感、正解です。ブラック企業のサインである可能性が高くなります。

 

求人広告は掲載する期間が決まっているのが一般的。

たとえば、リクナビNEXTだと2週間〜、マイナビやen転職などの転職サイトは4週間〜、掲載可能な期間となっています。

その掲載期間を超えて延長していたり、同じ内容で繰り返し掲載されているような場合は注意が必要になります。

この場合は、次のことが考えられます。

  1. 不人気職種なので掲載し続け、良さそうな人材が採用できれば良い
  2. 社員がすぐ辞めてしまうため、掲載し続けておきたい
  3. 応募者が集まらず、サイトの運営会社からの掲載期間延長サービス

 

延長したり繰り返し掲載されていたとしても、募集している職種が違えば、そこまで敏感になる必要はありません。事業部門によって求める職種はさまざまですからね。

ただし、同じ職種なのにも関わらず、画像や文章、キャッチコピーが変更されている場合は超要注意です。

不人気職種を採用したい企業や、応募者をなかなか集めることができない企業は、どのような広告表現であれば人を集めることができるのか、実験しながら広告を掲載しているのですから。

「広告」という観点で見れば、このやり方は間違っていません。

ですが、「求人広告」という観点では、応募者が集まらない根本的な原因を改善せずに、広告の見せ方を変えて良く見せているだけなのは典型的なブラック企業といっても過言ではありません。

 

そうなると、定期的に求人広告をチェックすることが必要になりますね。

この「定期的にチェックすること」こそが、掲載頻度を見極めるポイントになります。

転職したいときにだけ転職サイトを見れば、目立つ位置に広告を掲載してアピールしようとするブラック企業が目に止まり、魅力的に見えてしまう可能性が高いのです。

なんかいいな! よし、応募しよう! みたいな。

しかし、定期的に見ていれば、企業毎の傾向もわかり「違和感」を持つことができるでしょう。

[aside type="normal"]【見極めポイント① 求人広告の頻度 まとめ

  1. 定期的な求人広告のチェック
  2. 掲載され続けている企業には何らかの理由がある
  3. 同じ職種なのに広告の表現だけを変えている場合は超要注意

[/aside]

 

とはいえ、転職しないのに転職サイトを見る必要はないだろう、と思う人もいることでしょう。

そんな人にアドバイスです。

転職サイトに求人広告を出稿するということは、すなわち「人に対する投資」が行なわれている証拠です。求人情報を見るだけでも、どのような企業がいま儲かっていて、どのような事業に投資しようとしているのかを知ることができますよ。

日々のビジネスにおいてネタにもなりますので、そういった情報収集にも役立てることができます。このような視点を持ち、定期的にチェックしてみるのもオススメです。

▶︎ リクナビ NEXTで求人広告をチェックしてみる

 

見極めポイント②  甘く見える文章

ブラック企業は魅力的に見せる甘い文章が得意です。というか、ブラック企業を担当している求人広告の営業や求人広告の制作担当が得意なわけなのですが。

広告を制作をするときには営業担当か制作担当がヒアリングを行い、企業の魅力をできる限り引き出そうとします。

しかし、その企業自体に魅力が少なかったとしたら?

少ない材料をもとにして、魅力的に見えるように文章を味付けするしかありませんね。

こうして作られた文章が罠となってしまい、転職経験の少ない第二新卒はとくに惹かれてしまうのです。

 

たとえば、こんな表現がある求人広告を見たとしたら、どう思いますか?

  • ノルマはありません
  • 人物重視の採用です
  • やる気さえあれば大丈夫
  • 年収1000万円も可能です
  • 3ヶ月に1回は賞与があります
  • 成長できる環境があります

あ、自分には良いかも、と思った人は危険信号。やばいです。

 

どうして危険信号か言いますと、これらの表現に根拠は何か? という疑問を持っていないということになるからです。広告内容全体を見渡し、表現の根拠となる情報があるかどうかを探すクセを付けなければなりません。この根拠となる情報を探すことこそが、甘い文章かどうかを見極めるポイントになるのです。

ちなみに、根拠を見つけるコツは「なぜ?」を意識すること

次の例はあくまでも一例ですが、意識すれば気になることはたくさん出てくるはずですよ。

  • ノルマがありません
  1. なぜノルマがないのか?
  2. どんな営業手法を行っているのか?
  3. 評価基準はなんなのか?
  • 人物重視の採用です
  1. どうして人物重視なのか?
  2. 具体的にどんな人物ならよいのか?
  3. 面接ではどんなところが知りたいのか?
  • やる気さえあれば大丈夫
  1. やる気の基準ってなんなのか?
  2. 精神力が必要な仕事なのか?
  3. 体力が必要な仕事なのか?
  • 年収1000万円も可能です
  1. どうしてそれが可能なのか?
  2. 実際にもらっている人はどれくらいいるのか?
  3. 歩合や賞与の根拠はなにか?
  • 3ヶ月に1回賞与があります
  1. どうしてそれが可能なのか?
  2. お金でやる気を釣っているのか?
  3. 賞与の算定基準はなんなのか?
  • 成長できる環境があります
  1. 具体的にどんな成長ができるのか?
  2. 環境とはどんな環境?
  3. どうやって成長させてくれるのか?

 

[aside type="normal"]【見極めポイント②  甘い文章があるかどうかまとめ

  1. 甘い文章を見たら立ち止まって考える
  2. 広告全体を確認し、根拠を探す
  3. 根拠を探すときには「なぜ?」を意識すると良い

[/aside]

 

ハローワークでの落とし穴

ハローワークの求人票は、実は募集要項のような基本的な情報しかありません。
求人広告のような企業の魅力などについてはほとんど書かれていないのでです。

求人表をご覧いなったことがない人は、まず東京ハローワークからどうぞ。

 

基本的な情報しかないからこそ、次のことに注意が必要です。

  1. 求人票も企業が書いていることを忘れない
  2. 給与の金額は他社と比べてどうか
  3. 自社のサイトはあるかどうか

 

求人広告と同様、ハローワークの求人票も企業が自分で書きます。求人広告では制作担当が掲載して良いかどうかの文言のチェック(校正)を行いますが、ハローワークではほとんど確認されません。

つまり、ウソかホントかの見極めを行うことができないのです。
なので「残業がない、と書いてあっても実はあった!」なんてトラブルが多いのです。

ハローワークの求人票には、ウソが含まれている可能性があることをあらかじめ理解しておかなければなりません。

 

また、給与が相場よりも高い求人票を見つけたとき、「ラッキー、いいの見つけた!」なんていう気持ちになる人も多いでしょう。しかし、給与の高さは仕事の厳しさへの対価であることを忘れてはいけません。

人生そんなうまい話はない」とはよく言ったもので、この言葉は非常に的を得ています。

たとえば、給与の高さに魅力を感じて投資系不動産会社に新卒で入社してみたものの、「仕事はテレアポの嵐」「迷惑を顧みず実行しなければ上司に怒鳴られる」「数字の締め付けも厳しい」なんていうようなことはザラ。

経験してから違うなんて言っても遅いわけです。

給与が高い場合、必ず理由があるはずだと考えるようにしましょう。

 

それから、自社のサイトがないと情報を得る手段がありません。

古い会社であれば、サイトに馴染みがないので存在していなかったり、かなり古いままだったりします。しかし、最近できた会社などで自社のサイトがない場合は注意が必要です。あえてサイトを作らない企業もあるのです。

求人票を出している企業がどんな事業をやっているのかは、面接でもしっかりと確認するようにしましょう。

 

転職エージェントの裏側を知る

いままで仕事先の紹介は知り合いや親族のコネが一般的でしたが、最近では転職先を仲介する転職エージェント会社が増えています。

求人広告は掲載時に費用がかかるのが基本です。
そして、求人広告はあくまでも広告というカテゴリですので、採用を保証しているわけではありません。費用をかけたのに採用することができない場合もたくさんあるのです。ときに企業の不満が出ることもあります。

そうした中で生まれたのが転職エージェントサービスです。このサービスは、求職者が入社した際に費用を払えば良いシステムなので、広告のような考え方を嫌う企業には人気があります。

もちろん、企業だけでなく求職者にとっても次のメリットがあります。

  • 転職支援サービスは無料で利用できる
  • 自分にあった企業を探してくれる
  • 直接企業とやりとりしているので企業の情報を持っている

 

なんか、これを見ると至れり尽せりな感じがしますよね。

ここで大切なことを伝えます。

企業が転職エージェント会社に支払う費用、いわば紹介手数料(マージン)は、求職者の年収に比例しています。エージェントは求職者を企業に採用させることで売上が発生するのです。エージェントは転職が成功できるようにサポートしてくれますが、営業のような役割も持っています。

ちなみにマージンの相場は、転職決定時の年収の 35%程度が相場

(例)年収300万円だったら、転職エージェント会社の取り分は105万円。

 

ですので、エージェントは採用してもらえそうな企業を優先的に紹介してくる気持ちはわかりますよね。たくさん採用枠を持っている企業なんて大好きです。それがブラック企業であったとしても。

エージェントは求職者にとって味方でもありますが、親切に紹介してくれた企業の中にはブラック企業も混じっている可能性があるわけなのです。転職先を探して提案してくれるのはありがたいですが、ありがた迷惑も存在するということを知っておく必要があります。

 

エージェントは営業力も磨いているので、トーク力は抜群です。
そんな饒舌トークに惑わされないように、紹介された企業や与えられた情報を自分自身でしっかりと見極めることが重要なのです。

転職エージェントは頼れる存在。
ただし、何でもかんでもエージェント任せにはしない! ということが大切です。

 

面接は直接見抜けるチャンス

求人広告やハローワーク、転職エージェントで得られた情報をもとに、いざ面接になったときも油断してはいけませんよ。

企業は求職者を採用してくれる立場ですが、立場としては対等です。
雇ってもらうという感覚も必要ですが、自分自身でもこの企業で大丈夫かどうかを判断しなければなりません。そのためにも面接では聞きたいことを積極的に質問していくべきです。

たとえば、聞きにくいとされる離職率、残業の有無、昇給・賞与規定などであっても問答無用に聞いていくスタンスを取ることが重要です。

面接官が質問に答えることができなかったり、うやむやにされてしまったり、はぐらかされてしまったりするようであれば、ブラック企業の可能性が出てきます。

面接時の面接官は企業の看板でもあるわけですから、面接官を観察することによって得られる情報はたくさんあります。求人広告やハローワーク、転職エージェントと同様、面接でさえも情報収集手段として利用することができるのです。

何を聞けば良いのかわからない人は、こちらも参考にしてくださいね。

▶︎ 面接で「何か質問はありますか?」と言われたら絶対に聞くべき5つのこと

 

ホワイト企業を追い求めすぎない

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ブラック企業の見分け方について伝えてきましたが、ブラック企業を必ず避けてホワイト企業に転職しなさい! という意味ではありません。

そもそも、ホワイト企業の定義は次のとおりです。

社員に劣悪な環境での労働を強いる企業を指す「ブラック企業」の対義語。社員の待遇や福利厚生などが充実し、数ある企業の中でも働きやすさにおいて特に優れている企業、という意味合いで使われる言葉です。

参考:コトバンク:ホワイト企業

つまり、この「数ある企業の中でも特に」という箇所がポイント。

ブラック企業以外は全部ホワイト企業ではなく、日本の企業の中でも特に優れている企業だけがホワイト企業と呼ばれているだけにすぎない、ということを理解するようにしましょう。

 

ブラック企業のひどさはネットやテレビのニュースでも話題になるので、絶対に避けたいと思う人が多いでしょう。しかしその結果、とにかく労働条件が良いところで働きたい! ホワイト企業じゃないとダメだ! なんて偏った思考の人も増えてきている気がします。

先ほども伝えたとおり、そんなホワイト企業はほんの一握り。

それから、ホワイト企業であっても辞める人は辞めてしまいますからね。
ですので、一概にホワイト企業だから良いというわけではないのです。

大切なことは、ホワイト企業にこだわるのではなく、自分に合った企業を見つけることですよ。

 

まとめ

転職後に後悔しないためにも事前の情報収集と企業分析、そして自己分析も必要です。

ブラック企業のイメージは悪いですが、絶対に悪だというわけではありません。
活躍できる人は現にブラック企業のような企業でも活躍しているわけですからね。

転職方法の選択肢を増やし、自分に合った企業選びをしていくようにしましょう。

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